ご支援くださる皆様へ




 大正2(1913)年、堀榮二先生の私塾の開設から始まった享栄学園は、「誠実で信頼される人に」という建学の精神のもと、幾多の困難を乗り越え、平成25(2013)年に創立100周年を迎えました。この間、各界でご活躍の10万人を超える卒業生の皆様と、熱心に教育に当たられた教職員の皆様およびそれぞれの地域の皆様に支えられ、今日を迎えられましたことは疑う余地もありません。その根底にあるものは、脈々と受け継がれる精神や伝統といった目に見えない絆であり、教育の持つ大きな役割と成果があったからこそと確信しております。

 平成26(2014)年、享栄学園は、さらなる飛躍に向けて分離し、享栄学園、鈴鹿享栄学園、愛知享栄学園の3つの法人による享栄学園グループに形を変えました。

 新しく生まれた鈴鹿享栄学園は、少子化や国の教育改革等これまでになく大きく変化する教育環境に対応し、社会のニーズに応える魅力ある学園を目指して進化しようとしています。

 昨年には、魅力ある選ばれた学校となるため、教職員自ら意識を高め、本学園のMission(社会との約束)、Vision(輩出する人物像)、Value(教育的な提供価値)を確立し、思いを一つにし、実践に励んでおります。

 また、新しい時代に求められる「生きる力」(思考力、判断力、表現力等)を養い、生徒が快適に学校生活を過ごすための教育環境を整えるため、施設のリニューアルに取り組んでまいります。

 つきましては、諸情勢厳しき折柄、まことに恐縮でございますが、皆様におかれましては、このたびの趣旨をご理解いただきまして、ご高配賜れれば、これ以上の幸いはございません。どうぞ、本学園の発展にご支援をいただきたく心よりお願い申し上げます。