NEWS最新情報
NEWS
- 2018.11.21
休館日のお知らせ
明日(11/22)は、管内整理のため休館になります。
本の貸出は行えません。
明日のみラーニングコモンズは早い者勝ちです!
- 2018.11.20
来週より期末考査期間に入ります《開館時間延長》
今回の期末考査は、3年制と6年制の日程が全く同じのため、EMCが大混雑になる予感…。
期末考査期間中 開館時間延長のお知らせ
11月26日(火)より1時間延長の18:50まで開館しています。
EMCを有効活用してくださいね!
- 2018.11.16
今月のEMC司書オススメ本!③
大取を務めますのが、司書長の大塚さんです!
『リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』 土屋 健【著】群馬県立自然史博物館【監修】
わけあって絶滅した古生物。多くの図鑑で紹介され、その姿かたちの奇 抜さには興味をひかれるところですが、いまいちよくわからないのがその実際の「大きさ」ではないでしょうか。
動物園にはいない彼らを、現代の身近な風景の中に登場させて、その大きさをリアルに感じ取れるように工夫してあるのが、この「リアルサイズ 古生物図鑑」。
目を引くのはそのユーモラスな登場のしかた。テニスの試合中の選手のラケットが「ドレパナスピス」、横断歩道をわたる「アースロプ レウラ」、寿司ネ「ネクトカリス」、湯船でくつろぐ「ディプロカウルス」 …思わず笑ってしまいます。
こんな大きさだったのね、と実感できますし、その可愛いさに癒されます。
説明文も軽やかで面白いです。
- 2018.11.15
今月のEMC司書オススメ本!②
続いては、黒川さんからの紹介です。
『旅する画家 藤田嗣治』 林 洋子【監修】
今年没後50年画家・藤田嗣治。おかっぱ頭の、丸眼鏡。
彼が過ごした場所 は東京、パリ、中南米、東アジア、NY、日本(東北から沖縄まで)、パリ郊外。
本書は10の場所×時代という目次で構成され、油彩、水彩など約80点を収 載しています。
藤田(1886-1968) は柔らかで温か味のある「乳白色の裸婦 像」や生々しい「戦争画」で知られています。
彼は息つく暇なく、多様な地で、多文化を吸収しながら生涯、絵を描き続けました。
「戦争画」は戦時下、経験を買われ、軍部が藤田へ依頼したものでした。
戦後は、戦犯批判され、フランスへ渡り、日本と決別したかのように思われましたが、最近彼の肉声テープが発見され、日本への思慕の情が明かされました。
同じ監修者でEMC所蔵『藤田嗣治画集』全3巻もあるので合わせて開いてみてください。
- 2018.11.14
今月のEMC司書オススメ本!①
本日より3日間連続で掲載しちゃいます! (2018年11月 EMC NEWS LETTERより抜粋)
今月のトップバッターは内田さんです!
『転生! 太宰治 転生して、すみません』 佐藤 友哉【著】篠月 しのぶ【イラスト】
太宰治——自分なんか大嫌い、だけどそんな自分が愛おしい。友だちとか恋人とかだったら、まぁめんどくさいイプ。
でも、そんな「嫌いだけど好き」という気持ちは誰にでも多かれ少なかれ持っているから、太宰治の作品は読み続けられるのだと思います。
閑話休題。
ラノベに「転生」というジャンルがありますよね。
これはラノベ じゃないんだけど文字どおり「太宰治が2017年の東京に転生したら」って話です。
カプセルホテルを満喫したり、ラノベを読んだり、メイドカフェで踊ったり。
書店で自分の本を見つけたり、芥川賞の授賞式に闖入してつまみ出されたり、講談社に乗り込んだり。
それが見事な太宰治の文体模写で描かれてい て笑えます。夏目、芥川、三島…つい姉妹編を期待してしまいます。